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古くて新しい加工技術「編組」で新時代の特殊電線を創出します
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- 「編組」って何ですか?
編組機(ブレーダー)と呼ばれる装置でケーブルの内部や最外層にアミ状に編んだ銅線や繊維を被せることです。
- どのようなものを編むのですか?
1mm以下の軟銅線のほか、鉄線やアルミ線、ナイロンや綿糸、グラスファイバなど、目的に応じてさまざまな材料が使われます。
- 「編組」にはどんな効果があるんですか?
電気的には雑音や混線を防ぐ遮蔽(シールド)効果、あるいは同軸ケーブルのように導体そのものになる場合もあります。機械的には曲げや踏みつけ、擦れに対する強度の向上のほか、耐熱性や耐薬品性が必要な過酷環境用途、逆に人の肌に触れても違和感のない「人にやさしい電線」も綿糸などの編組で製造します。
- 「編組」でいろいろな電線が出来るんですね!
その通り!三陽電工の工場はワンフロアがまるごと編組工程。さまざまなタイプの編組加工で、他に例のない高機能な電線を提供しています。